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冬至
12月22日から1月5日までは、二十四節季の一つ「冬至」の期間です。昼が最も短く、夜が最も長くなります。
冬至
冬至は陰陽でいうと「陽」が最も少ない時期です。「陰陽」とは、自然や人間の変化を表現する概念で、「陰が極まると陽に、陽が極まると陰に変わる。」というように、陰陽は互いに変化しながら、役割を変えていくと言う考え方です。
陰には「重い」「冷たい」「活動が少ない」
陽には「軽い」「温かい」「活発」という性格があります。
「冬至」は陰が極まる時期ではありますが、これから「陽」が増えていく時でもあります。このことから、冬至のことを「一陽来福」とも言い、無病息災や厄払い、お祝いをする日とも考えられています。 自然界の全てのものが活動に向かって準備する季節なので、私たちも心身共に春に向けて準備をすることが大切です。
「冬至」に「かぼちゃ」を食べる訳
かぼちゃの旬は夏なのに、なぜ冬至にはかぼちゃを食べるの?と思ったことがありませんか?
昔は、今のようにどの季節でも食物が収穫できるわけではありませんでした。そこで、夏に収穫して冬まで保存して食べるという生活の工夫をしていました。
特に、かぼちゃは保存がきくということと、ビタミンやカルシウム、鉄などを多く含み栄養価が高いことから、食料の少ない冬には貴重な栄養源であったと言えます。
陽気の少ない冬至にかぼちゃを食べることで、夏の陽気をたっぷり取り入れて、厳しい冬を乗り越えるための先人の知恵と言えます。

冬至(とうじ)と湯治(とうじ)のゴロ合わせという説や、一陽来復の前に香りの強いゆずで厄払いをしたという説があります。 ゆずにはビタミンCが豊富なため、風邪の予防や肌荒れ予防、疲労回復などの効果があると考えられることから、昔からゆず湯に入ると一年間風邪をひかないとも言われています。 寒くなってきましたので、ゆず湯でゆっくり温まるのも良いですね。 ★お肌の敏感な方は、ゆず湯に入るとピリピリ感じることがあります。★
冬至とゆず湯