湘南ビーチFMマガジン48号<冬には”承山”がおすすめ>

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基礎代謝

私たちは、安静にしていてもエネルギーを使い、これを基礎代謝といいます。基礎代謝は、年齢や性別、体の大きさによって異なります。また、筋肉が多い人の方が高く、季節による変動もあります。意外ですが夏は低く、冬は高くなります。 冬は外気温が低くなるので、体温を維持するために、熱を作る必要があり、そのために夏よりも基礎代謝が高くなります。

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冬は貯蔵の季節

冬は安静にしていてもエネルギーを余分に使います。そのため、東洋医学では体を休めて、エネルギーを貯蔵して、春に備える季節と考えます。 冬が旬の大根、かぶ、にんじん、ごぼうなどは、硬くて栄養をギュッと凝縮し、貯蔵しているのが特徴です。野菜が冬を越すために蓄えている栄養を頂くのですから、無駄にしないように心掛けたいです。そして6~7時間の睡眠で、体をゆっくり休めましょう。

冬のセルフケア

冷たい空気は足元に溜まるため、暖房が効いた室内でも足が冷える事があります。そんな時にはゆっくりと7~10回、踵を上げ下げして、ふくらはぎを動かしましょう。冬は激しい運動より、この程度の運動がお勧めです。 足は第2の心臓と言われるように、ふくらはぎの筋肉を動かすと、血液が体の隅々まで行渡ります。 血液には熱を運ぶ働きがあるので、ふくらはぎを動かすと体が温まります。椅子に座ったままでもできますので、お試しください。

承山で冷え予防

承山は、ふくらはぎの中央にあるツボです。冷え症や、足がつりやすい人、腰痛がある人にお勧めのツボです。入浴中に湯の中で刺激をすると、血液循環も更によくなります。 冷えるとトイレが近くなる人は、マガジン40号で紹介した太谿もお勧めです。

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ツボ押し養生のポイント

  • 強く押しすぎない
  • 指の「はら」で押さえる
  • 1か所を5秒くらい押す。それを2~3回繰り返す
  • 飲食飲酒前後、入浴前後は避けて、ゆっくりと時間が取れる時がお勧めです

一日一回のツボ押しで、冷えをを解消して冬の養生をしましょう